問題38
結論とポイント:
正解はイです。SLAにおいては、可能な限りサービスレベルを定量化して示すことが望ましいが、全てのサービスレベルを数値で示せるわけではなく、特にヘルプデスクの能力やセキュリティ管理水準などは定量化が難しいため、業界の慣行に従い、誠実に最善を尽くすことを要求する水準とすることが一般的です。
解説:
ア. [適切] SLAは様々なサービスに適用され、サービスレベルの保証という共通目的を持っています。
イ. [不適切] 定量化が難しいサービスレベルについても、可能な限り具体的な基準を設定することが望ましく、業界の慣行に従うだけでなく、合理的な基準で明文化することが求められます。
ウ. [適切] SLAはサービス提供者と利用者の双方にメリットをもたらし、社内の異なる部門間でも取り交わされることがあります。
エ. [適切] サービスレベルを高めることでITコストが上昇する可能性があるため、コスト対効果を検討する必要があります。
オ. [適切] SLAを締結した後も、継続的なモニタリングと改善が重要であり、これはサービスレベルを維持するために必要なプロセスです。