問題31

結論とポイント:
正解はウです。SaaSはAPIを提供していることが多いですが、それによって全ての異なるシステム間の連携が必ずしもスムーズに行えるとは限りません。特に、SaaSアプリケーションから既存の自社開発の生産管理システムへの参照の容易さは、APIの設計と互換性に依存します。

解説:
ア. [適切] SaaSの導入に際し、IT統制や監査に関する協力を保証する内容を契約に含めるのは一般的なプラクティスです。
イ. [適切] SaaSは初期コストが低いものの、使用者数の増加や長期利用によりコストが割高になる可能性があるという点は、その特性を正確に理解しています。
ウ. [不適切] SaaSアプリケーションと既存の生産管理システムとのAPIによる連携は必ずしも保証されておらず、この記述は一般化しすぎていると言えます。
エ. [適切] SaaSの利用にあたってサービスレベルをSLAで明文化し、契約書に附属することは、適切な契約管理の一環です。
オ. [適切] 生産管理システムがA社のコアコンピタンスに関わる業務であるため、SaaSへの移行が検討されないのは理にかなっています。

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