問題3

結論として、問題3の正解イ「情報化に係る外部環境分析のひとつに、ＩＴ活用企業の事例を調査するベンチマーキングがある。」が不適切です。ベンチマーキングでは、最も優れた実践を採用するのが目的ですが、それは必ずしも最も高度なレベルの事例に限定されるわけではなく、自社に適合し実現可能な事例を選ぶことが重要です。

選択肢ごとの解説:

ア．[適切] COBITは情報化成熟度を測るフレームワークであり、一般的には0から5の6段階で成熟度レベルを示します。

イ．[不適切] ベンチマーキングでは最も優れた実践を探すことが目的ですが、それは必ずしも最も高度なレベルに限定されません。自社に合った、実現可能な事例を選ぶことが肝要です。

ウ．[適切] 情報化ビジョンは経営戦略や情報化の内外環境分析に基づいて描かれるものであり、「あるべき姿」を描く際には現状の制約を超えた目標を設定します。

エ．[適切] 情報化戦略課題は、情報化ビジョンと現状とのギャップを埋めるために設定されるものであり、経営戦略で抽出された重要成功要因を考慮に入れることが重要です。

オ．[適切] 戦略課題には、モニタリング可能な定量的な目標を設定することが望まれます。これにより、進捗を明確にし、戦略の実行を確実にすることができます。