問題26
エラー(バグ)埋込み法による残存バグ数の推定には以下の手順を使用します:
1. 埋め込んだバグの数(埋込みバグ)に対する、テストによって検出された埋込みバグの数の比率を計算します。
2. テストによって検出された全バグの数から、検出された埋込みバグの数を引きます。
3. その結果得られる実バグの数に、埋め込んだバグ全体に対する検出された埋込みバグの比率を適用します。
ここで、埋込みバグは20個あり、そのうち16個が検出されています。これは、テストにより80%(16/20)の埋込みバグが検出されたことを意味します。68個の検出バグの中には、これらの埋込みバグも含まれているので、実バグは68 - 16 = 52個です。
次に、80%の検出率で52個の実バグが見つかったことになります。100%検出するためには、52 / 0.80 = 65個の実バグが存在していると推定できます。すでに52個が見つかっているため、残存バグは65 - 52 = 13個となります。
結論:
残存バグの推定数は13個です。
解説:
ア. [正しい] 推定された残存バグ数は13個です。上記の計算手順に基づくと、この答えが導き出されます。
イ. [間違っている] 17個は計算によって得られた数値ではありません。
ウ. [間違っている] 21個も計算から得られた残存バグ数ではない。
エ. [間違っている] 25個も上記の手順による推定結果には合致しません。
オ. [間違っている] 29個も計算結果としては不適切です。