問題25
問題25の正解はアです。以下、結論と各選択肢の解説を簡潔に記載します。
結論:
ファンクションポイント法はソフトウェアの機能数や複雑さに基づいた重み付けを行い、合計したFP数を生産性で除算して開発工数を求める正確な見積り手法である。
解説:
ア. [適切] ファンクションポイント法は、ソフトウェアの機能の数や複雑さに基づいて重み付けを行い、得られたFP数を生産性指数で除算して開発工数を見積もります。
イ. [適切でない] SLOC見積りはソースコードの行数に基づくが、見積もり精度はプロジェクトの種類や開発環境によって大きく変わるため、必ずしも誤差が出にくいわけではない。
ウ. [適切でない] システム開発の生産性は一般に公開されている調査報告を参考にはできるが、それだけで見積りを行うわけではありません。プロジェクトの特性に合わせて調整する必要があります。
エ. [適切でない] システム開発の総費用には外部委託費や開発設備費の他にも、人件費、運用費、維持費などが含まれます。
オ. [適切でない] 要員数を増やすことで納期を短縮できる場合がありますが、これは必ずしも総工数が変わらないことを意味しません。多くの要員を投入するとコミュニケーションコストが増え、効率が下がる可能性があります(ブルックスの法則)。